maneo本体で2018/11/1に以下の2つの延滞が発生しました。

1.事業者EO社向け太陽光開発案件の事業性資金支援ローンファンド

2.不動産事業者CU社向け案件の1,000億円突破記念、1,100億円突破記念の不動産担保ローンファンド

私自身は対象案件に投資していなかったため、直接のダメージはないですが、ソーシャルレンディングを続けていく以上、延滞、デフォルトのリスクは避けて通ることはできません。

今後に生かすためにもmaneoの延滞の事例を振り返り、投資家としてのリスク回避方法を学んで行きたいと思います。

まずは、1つ目の「1.事業者EO社向け太陽光開発案件の事業性資金支援ローンファンド」についてみていきたいと思います。

「2.不動産事業者CU社向け案件の1,000億円突破記念、1,100億円突破記念の不動産担保ローンファンド」については別記事にまとめたいと思います。

 

事業者EO社向け太陽光開発案件の事業性資金支援ローンファンドの延滞

案件スキーム

案件のスキームとしては、maneoから直接事業者EOに貸し付け、完成後に販売を行い売却代金をもとに返済を行うスキームとなっています。

特徴としては

・不動産案件と異なり、C社(リクレ)を通さずに、maneoが直接貸付

・土地およびIDの購入、造成後の基礎工事まで完了しており、今後、架台の設置、太陽光パネルや発電設備の設置費用などの事業資金として融資

・「売買契約書の写し」で販売契約締結済みであることを確認

販売価格1億円、5,500㎡の土地に対し担保として「不動産根抵当権」を極度額6,600万円で設定

・融資条件欄には「担保」、「保証」ともに「無し」と記載

 

募集時点の情報から本案件のリスクを読み解く

募集時点で売買契約書の写しを確認済みであるため、売却できないというリスクはほぼないと考えられます。

また、土地の造成までは完了しているため、募集時点での最大のリスクは事業者EOが発電所をちゃんと完成できるか?完成前に事業者EOが倒産することはないかという点に尽きます。

ただし、この点については、融資先の情報が開示されていないため投資家としてはこれ以上判断することができません。

募集時点の条件で唯一引っかかるのが、販売価格1億円の発電所の土地に極度額6,600万円で根抵当権を設定しているというところです。

私も太陽光発電所を持っていますが、土地の価格が、発電所の価格の半分以上を占めることはあり得ません。そんな高い土地に発電所作ったら、どう転んでも収支が赤字になり発電所を作る意味がありません。私の感覚だと土地の価格は発電所全体の1割前後といったところです。

そもそも事業性資金支援ローンファンドであれば、発電所が将来生むであろう収益に基づき担保設定するところを、あたかも土地の担保額が融資額を上回るように見せかけているようにも感じました。まあ、融資条件欄をちゃんと見ると「担保なし」って書いてあるんですけどね。

maneoの不動産案件の担保評価は関連会社C社(リクレ)が入っているため、一定の審査能力はあると思っています。ただ今回の太陽光案件についてはmaneo自身の審査能力に疑問がつきます。

 

今後のリスク回避方法

今回の案件の投資判断をする際の私なりの教訓をまとめました。

・貸付先の情報が開示されていない以上、ソーシャルレンディング事業者の審査能力の見極めが極めて重要

・maneoが直接事業者に融資する案件では、maneoの審査結果を鵜呑みにしてよいか自分なりに十分に検証する

・審査結果に疑問が残る、疑問が解消しない場合は投資を見送る、または投資金額を下げる

・いくら案件スキームの図上で担保があると書いてあっても、「担保」が「なし」と表示されていれば、担保なしとみなす。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

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